デジタルビジネスを支援する、海外SaaS商社の株式会社ギャプライズ(本社:東京都千代田区、代表取締役 CEO:甲斐 亮之、以下「当社」)は、当社がパートナー契約を結ぶデジタル体験分析プラットフォームContentsquare(本社:仏パリ、読み:コンテンツスクエア)をソニーマーケティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川口大輔)が運営するソニーの公式直販サイト「ソニーストア」に導入をしたことをお知らせします。
■今プロジェクトの概要
今回のプロジェクトは以下のような顧客インサイトに基づいたデジタル体験の設計を目指しています。
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個々のお客様の志向に合ったパーソナライズドオファーによるコンバージョンの向上
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メーカー直販ならではの価値訴求やサービスの同時購入率の向上
Contentsquareを導入することで、お客さまがソニーストアに来訪した後、サインインするまでの行動をつぶさに可視化し、顧客理解の解像度を向上させることで、具体的にどこを・どのように変えるべきかの仮説を根拠を持って導き出せるようになります。
また、サインインせずに離脱してしまうまでの行動も同様に分析することで、来訪者の行動導線にある障壁を取り除き、「どうすればその先に進んでもらえるか」の根拠ある改善の立案が可能になります。
そんなContentsquareの精緻な行動分析機能と当社の改善サイクル構築に期待をされて導入が決まりました。
■ソニーマーケティング株式会社 リテールセールス&マーケティング本部 リテールマーチャンダイズ部 統括部長 佐藤 淳氏のコメント
ーーContentsquareの導入とギャプライズ社とのパートナーシップの理由
メーカー直販のECサイトであるソニーストアでは、サイト設計において4つの要素を重視しています。
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商品の体験価値をお伝えすること
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商品をもっと楽しんでいただくための周辺機器やサービスをご紹介すること
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直販ならではの安心感をお伝えすること
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これらをお客様個々の興味関心に沿ってご提案すること
個々のお客様それぞれが、サイト上で紹介している新しい商品やサービスを通して実現される生活の楽しい変化をイメージでき、故障や事故に対応する保証サービスを知ることでより安心いただき、長期的・継続的にソニーストアをご愛顧いただける状態を目指しています。
一方ソニーストアのウェブサイトとしてのフロントエンド設計では、これら4つの要素は複数のページにわたって、バナーやテキスト、ボタンなどに分解されて配置されています。そのため、実際にどのお客様がどの要素を重視して購入いただいたのか、その傾向にお客様の属性によってどのような違いがあるのかを解析するには、従来はアンケートという手法による結果を待たなければなりませんでした。
今回Contentsquareの導入に期待しているのは、解析の合理性と判断の即時性にあります。
複数箇所に配置された互いに影響を与え合う要素を同時に解析し、個々のお客様にとって商品やサービス購入の意思決定に影響を与えているのはどの要素なのかを合理的に迅速に特定できること。
その結果、これまでアンケートを通して数カ月サイクルで仮説検証していたフロントエンドの改善活動が、より合理的な根拠をもって、かつ短期間で行えると考えています。
この持続的な改善活動を通して、ソニーストアが個々のお客様により楽しく洗練されたショッピング体験を提供できるようになり、今まで以上に長期にわたってご愛顧いただけるサイトになることを目指します。